*

経済破綻リスク② 人口の高齢化で、4人に1人が高齢者!

公開日: : 最終更新日:2015/03/29 危険な日本の現状

高齢化も日本の大きな問題となっています。「高齢者が増えるのが問題なの?」という方。しっかりと考えてみましょう。
この問題の本質は、簡単にいうと、定年を迎えて働く人が減ると同時に、年金や医療費が増えることで働いている人の負担が増えるということです。国にも国民生活にも大きな負担となり結果的に経済破綻のリスクとなります。

日本の超高齢化社会

日本はこれから世界のどの国も経験したことのない超高齢化社会に突入します。この先どのようにして国の活力と社会保障を両立していくのかすごく不安に感じています。

高齢化率が25.1%に上昇

我が国の総人口は、平成 23(2011)年 10月 1日現在、1億 2,780万人。65歳以上の高齢者人口は、過去最高の2,975万人(前年 2,925万人)となり、総人口に占める割合(高齢化率)も 23.3%(前年 23.0%)に上昇。(内閣府)

2014年には、65歳以上の高齢者人口は過去最高の3,190万人(前年3,079万人)。高齢化率が25.1%に上昇しました。ついに4人に1人が高齢者となりました。

そしてこのまま推移すると、2035年に33.4%で 3人に 1人となる計算です。(内閣府)

つまり、平成26年で4人に1人(達成)、その22年後には3人に1人が高齢者となります。

なぜ高齢者が増えると経済に良くないか

では、なぜ高齢者の割合が増えると経済や社会によくない影響を与えるのでしょうか。いくつか理由が考えられると思いますが主なものをあげてみます。

  • 医療費が増える・・・病気や怪我をする人が増えます
  • 年金の負担が増える・・・年金の支給額が増えます
  • 消費にかけるお金が少ない・・・20代や子育て世代に比べて消費が少ない
  • 定年を迎える退職する・・・経済的な生産活動から引退
  • 預貯金を取り崩す・・・金融機関から資金を吸い上げます

もちろん元気な高齢者も増え、働き続ける方も増えてはきておりそれは歓迎すべきことですが、働き続けることが、若者の雇用機会を減らしているということもいえ、全体で見ると一概に喜べない現実もあります。

ここで誤解しないで頂きたいのは、高齢者自体がよくないといっているのではないことです。一国の人口構成の中で、高齢者の割合が増えすぎることがよくないということですので、間違えないようにしてください。

医療費の増加について

==========厚生労働省 平成23年度 国民医療費の概況から抜粋==========

平成23年度の国民医療費は38兆5,850億円、前年度の37兆4,202億円に比べ1兆1,648億円、3.1%の増加となっている。
人 口 一 人 当 た り の 国 民 医 療 費 は 30万1,900円、前年度の29万2,200円に比べ3.3%増加している。

医療費のグラフ

===略====
5 年齢階級別国民医療費
年齢階級別にみると、0~14 歳は 2 兆 4,835 億円(構成割合 6.4%)、15~44 歳は 5 兆 1,258億円(同 13.3%)、45~64 歳は 9 兆 5,261 億円(同 24.7%)、65 歳以上は 21 兆 4,497 億円(同55.6%)となっている。

人口一人当たり国民医療費をみると、65歳未満は17万4,800円、65歳以上は72万900円となっている。そのうち医科診療医療費では、65歳未満が12万700円、65歳以上が53万6,900円となっている。歯科診療医療費では、65歳未満が1万7,700円、65歳以上が3万1,400円となっている。薬局調剤医療費では、65歳未満が3万400円、65歳以上が12万2,700円となっている。

人口一人当たり国民医療費の対前年度増減率をみると、65歳未満は3.2%の増加、65歳以上は2.6%の増加となっている。

厚生労働省の発表をみてわかるとおり、医療費は去年に比べ1兆円以上増加しています。もちろんすべてが高齢化が原因ではないものの、少なからず影響を与えていることが容易に想像がつきます。

2010年の高齢化率を世界の国と比べてみましょう。

日本 22.7%
イタリア 20.4%
ドイツ 20.4%
アメリカ 13.1%
韓国 11.1%
中国 8.2%
マレーシア 4.8%

主にヨーロッパで高くなる傾向があります。 中国は一人っ子政策の影響もあり、日本ほどではないですが今後急速に高齢化社会を迎えます。
アメリカや韓国は先進国の中で低い水準にあります。

関連ページ

日本の少子化社会について

ad

関連記事

日本の人口推移

日本は『衰退』しているのか?考えてみる。

今回は日本の『衰退』について考えてみたいと思います。最初に言っておきますが、私は日本人ですし、日本が

記事を読む

国の財務諸表

日本の政府の資産の状況は?

日本は破綻に向かうのか?そうでないのか?日本の借金の状況を確認したとこで、日本の資産状況も確認してお

記事を読む

国の借金問題

経済破綻リスク① 日本の政府は借金まみれ。。。本当に大丈夫?

最近の週刊誌、書籍等で目にする機会が多くなった「日本」「財政破綻」ということば。果たして本当のところ

記事を読む

医療費のグラフ

思わぬ入院で、病院の現状から改めて高齢化を実感

新年早々、胆管結石のために緊急入院となってしまいました。 なので、今このブログを病院のベッドの

記事を読む

時計

経済破綻にそなえる 個人⑤ 固定費の削減

「今からできる対策がないのでしょうか?」経済破綻がいつ起こるか正確なことは誰にもわかりません。でも、

記事を読む

日本銀行

日銀 黒田総裁の苦悩 「金融緩和も市場にお金が流れない・・・」

ご存知のとおり日銀の黒田総裁は物価上昇率2%の達成をめざし、2年前から量的・質的緩和つまり「異次元緩

記事を読む

為替 上下

平成27年度(2015年度)政府予算案 またまた過去最大96兆3420億円

政府は2015年1月14日、一般会計総額で過去最大となる96兆3420億円の2015年度予算案を閣議

記事を読む

大阪

大阪の中小企業の現状は?

私は大阪でフリーランスで動いています。ニュースではアベノミクスで景気が回復基調という数字が結構発表さ

記事を読む

国債の残高と金利推移

経済破綻リスク④ 国債の金利上昇

現在は金利が低く抑えられており、国債の金利の問題は表面化していませんが、実はこれが経済破綻の引き金を

記事を読む

為替画面

日銀の追加緩和 効果は限定的でもう限界?

2014年10月31日、日銀は突如追加緩和の実施を発表しました。その内容に対する評価は様々ですが、タ

記事を読む

ad

ad

新紙幣発行
仰天!『インド高額紙幣使用禁止』

「インド高額紙幣使用禁止」から、インドではかなり混乱した事態になってい

アメリカ大統領選
トランプ氏勝利!!…日本にとってどのような影響があるのか?

次期アメリカ合衆国大統領はトランプ氏に決定! 2016年11月9

アメリカ大統領選
クリントン氏とトランプ氏とのテレビ討論会でクリントン氏有利に!?

2016年9月26日(現地時間)アメリカ大統領、民主党候補クリントン氏

ポートフォリオ
GPIFとは? 年金はちゃんと運用されてる?

ニュースでたまに出てくる「GPIF」という単語。アルファベット4文字な

日銀黒田総裁会見
マイナス金利も不発!?日銀の限界か?

9月5日、日銀の黒田総裁は会見の席上、2%の「物価安定の目標」をできる

→もっと見る

PAGE TOP ↑