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衰退が始まった日本で今後伸びる産業とは?

公開日: : 最終更新日:2016/11/09 経済破綻への備え

P.F.ドラッカーさんの本で今でも良く覚えている内容があります。その国の先の経済を予測する最も重要で確実な指標は「人口」である。というものです。

人口の動態がその国の経済状況をある程度決定するという考え方ですが、今のところ疑う余地がありません。というのも日本の高度経済成長時代、まさしく成長を支えたのが、生産者人口の増加。若く働き盛りの世代が多く、子供もたくさん生まれ、住宅・レジャー・車などの消耗品などなど、すべてのものの需要が増え、そしてその需要を満たす生産者がいました。

バブルがはじけてひさしくなりますが、もはや4年(諸説あり)サイクルの好景気と不景気の循環では説明がつかない長期的な停滞が続いています。そんな時代の中にも何度か「好景気」という時期があったようですが、私たち庶民はまったく実感がないものでした。

高齢化が進み、少子化も進み、労働者人口が減少していく中、もはや政府も国民もこの現実を受け入れ、「日本は衰退期に入った。このような社会の中でどのようにして生き抜こうか。」ということを真剣に考える必要があると思います。

介護などの福祉産業は日本の国力を上げるものではない

たまに政治家の人の中に、「高齢化の中でも福祉産業が盛り上って、国力を維持する。」に近いことをいう方がおられますが私はそうは思いません。福祉産業は高齢者の方のお世話をすることが仕事で、その産業は価値あるものですが、基本的には日本の国内で消費されるもので、外貨を稼いだりするものではありません。つまり国力を上げるものではありません。
しいていえば、介護のノウハウを輸出することは出来るかもしれませんが。

また、それ自体新たな価値の連鎖をおこしにくい産業だともいえます。例えばバイオやロボット産業で起こるイノベーションは、その産業のみならず、医療や食品、工業など様々な産業のイノベーションに連鎖していきます。

資源のない日本が、外国から資源や食料を購入するには対外的に海外に対して付加価値を提供する必要があります。これまでは製造業が主にそれをになってきました。

産業としての福祉は、高齢化とともにこれから規模が大きくなることはありますが、それ自体で付加価値の連鎖を生みにくく、国からの補助金や助成金なしにはなかなか厳しいのが実情だと思います。

今後伸びる産業とは?

では、いったい日本で今後伸びる産業とは何でしょうか?

外国人を相手にする観光業

いくつか考えられますが、一つは観光産業です。その中でも海外からの観光客を相手に商売をするところに限定されます。理由は単純。円が引き続き安くなれば、海外からの観光客が増加するからです。もちろん「和食」や日本自体の観光資源が注目されていることも理由の一つです。

これなら万が一、さらに経済が悪化した場合でも円も同時に下落することで観光客が減ることはありません。また、ドルでの決済も可能にすれば、貴重な外貨を得ることも可能となります。

これに付随して一部海外の方がよく利用する飲食店、英会話教室なども少し活性化するかもしれません。

外国人を相手にする販売業

「バク買い」という言葉がはやりました。主に中国人の観光客が、観光と共に日本の電気製品等を大量に買って帰ることですが、2016年には既に減少傾向を示しています。

中国の経済リスクもさることながら、中国国内にいてもネットで日本製品を買うことができるようになったことも影響していることです。

中古・リサイクル市場

電気製品にしても新品にこだわらない人が増えてきました。収入が減るいじょう今後ますますその傾向は増えるでしょう。また、家に眠っているブランド品や貴金属、ダイヤモンドなどの買取なども盛んになっています。

日本がバブルで賑わっていたときに相当いいダイヤモンドや金などの貴金属が日本に流れました。現在はたんすにしまったこれらの貴金属がどんどん買い取られ、そしてこれら買い取られたものは、ダイヤモンドはインドなどに、ブランド品は中国などに流れていきます。

こちらの記事も参考に

M&Aコンサルタント

海外の企業・投資化を相手にM&Aをコンサルタントする企業なんかも増えてくるかもしれません。日本の技術は海外でも高く評価されています。そして、日本には技術があっても生かす資金と人材が不足していきます。

海外から資金と人材を供給され、日本の眠っている技術をうまくマッチングできれば両者にとって価値は大きいと思います。

そこで、心配なのが技術だけとられて日本には何も残らない、なんてことが起きないようにすることが重要だと思います。

農業

意外と農業もいいと感じています。いくつか理由はあるのですが、まずは円安。海外の商品の値段が上がり、輸入食材も値段が上がります。相対的に国内の食品についても需要が伸びるかもしれません。

また、現在農家もすさまじい高齢化にさらされています。そんな中で若者が農業に興味を持ち始めました。水耕栽培など新しい技術をうまく取り入れつつ、田舎でゆったりと農業で生計を立てる人も増えてくると思います。

田舎の農家へのお見合いバスツアーなんていうのも盛況のようですし。

日本の農業全体が延びる産業とまではいえませんが、どんどん引退していくので、参入しても悪くない事業だと思います。

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